本帖最后由 东瀛小书童 于 2013-12-24 13:57 编辑
簿記学习笔记 2 帳簿組織
帳簿の体系
主要簿は、仕訳帳と、総勘定元帳(元帳)で構成されます。
また主要簿は、様々な帳簿の中心になり、財産状態また経営成績を明らかにするために、企業の取引すべてを記録します。
そしてこの2つの仕訳帳と総勘定元帳の仕訳したデータを元に、貸借対照表や損益計算書の財務諸表が作成されます。
すべての取引を記録するので、企業の歴史的記録という意味合いがあります。
また、それだけ重要な帳簿なので、商法で一定期間の帳簿の保管が義務付けられています。
補助簿だけでは企業のすべての取引を記録することはできませんが、主要簿より詳しい内容を知ることができます。
それぞれの会社が必要な取引量に応じて任意に補助簿を使用することになります。主に商品売買が多いスーパーマーケットなどの業種は、商品の出し入れ、取引量が多いはずなので、仕入先元帳を使用した方がいいということです。逆に不動産の業種などは、取引はあまり多くないので、仕入先元帳を使用する必要はないですね。
ということで、補助簿は性質上、株主報告目的よりはどちらかというと、企業の内部報告用として使われることになります。
仕訳帳は、取引が発生した日付順に、記入する帳簿です。
発生した順に記録されているので、営業活動を一度に全部見渡すことができます。
企業の動きをすべて記録するとても重要な帳簿です。
現在では、記入処理はコンピュータで行われるようになり、仕訳帳の必要があまりありません。代わりに「入金伝票・出金伝票・振替伝票」の伝票からコンピュータへと入力することことが多いいんです。仕訳までできれば、決算書作成まで、全自動で処理してくれますから。
しかし事業規模の小さい企業なら、まだ仕訳帳を使用しているかもしれません。
仕訳帳のレイアウトはこうなっています。
ホームセンターなどで800円くらいで、売られていますが、中を見ると、こういう赤い線だけが引かれている、ただのノートなんですね。なのに800円もするなんて・・・
仕訳帳の記帳方法
取引が発生したらまず最初に、仕訳帳へ仕訳を記入することになります。
こんな感じになります。仕訳2のページで説明した方法に従って、取引を分解して、日付、勘定科目、金額を記入していきます。
図の金額や勘定科目はすべて適当です。
1.日付欄 | 取引の生じた月日を記入します。月が同じなら日付だけを記入し、同じ日であれば、「〃」と記入します。 | 2.摘要欄 | 勘定科目を記入します。借方の勘定科目は中心より左側に記入し、貸方の勘定科目は、次の行の中心よりも右側に記入し、それぞれの勘定科目には()括弧をつけます。勘定科目が借方・貸方のどちらかに2つ以上ある場合は、勘定科目の上に諸口と記入します。 | 3.小書き | 取引の記録内容の簡単な要旨を小書きといいます。摘要欄の仕訳をした次の行に小書きを記入します。 | 4.元丁欄 | 仕訳帳から総勘定元帳の勘定口座に書き移した時(転記といいます)、転記が完了したことを示すために、元帳の勘定科目のページ数または勘定口座の口座番号を記入します。確認と参照を同時に行っているんですね。
元帳については次ページで詳しく説明しますが、図の場合だと平成×年4月6日に仕訳したときの売掛金は、総勘定元帳の5ページに転記されてますよ、と元丁欄から読み取ることができます。 | 5.金額欄 | 仕訳をした借方勘定科目の金額を借方金額欄に、貸方勘定科目の金額を貸方金額欄に、それぞれ勘定科目を記入した同じ行に記入します。 | 6.区切線 | 次の仕訳との区別をするために、摘要欄に区切線を引いて区分けをします。また月末最終の取引には区切線は引きません。一つの取引の仕訳については、ページをまたがって記入しないようにします。このため仕訳の行が足りないと思ったら、摘要欄に斜線を引き、新たに次のページから記入します。 | 7.仕訳
帳の頁数 | 仕訳帳のページ数です。図の場合は仕訳帳の1ページ目になります。 |
取引が発生したら、上記のルールに従って、1ページ一行目から、そのつど仕訳を記入していけばいいわけです。簡単ですね。 仕訳帳は取引を最初に記入することから、原始記入簿と呼ばれたりします。
総勘定元帳は、仕訳帳と同じく、企業のすべての取引を勘定ごとにまとめた帳簿です。
元帳もすべての取引を記録します。仕訳帳もすべての取引を記帳していくという点では同じですが、仕訳帳とどのように違うのかというと、仕訳帳は取引が発生した日付順に記入するのに対し、総勘定元帳は仕訳で要素別に分類された勘定科目を科目ごとに記録するという違いがあります。勘定科目は現金、仕入とかいうやつです。なぜ勘定科目ごとに記録する必要があるのかというと、記録データが膨大で使い勝手が悪いからです。
総勘定元帳は、まずその企業が使用する勘定科目の数だけの勘定口座を用意します。
勘定口座というのはページや行など、一定の勘定科目ひとまとまりの記入場所、集計単位だと思ってください。そして仕訳帳から総勘定元帳のそれぞれの勘定口座へ書き写すんです。
仕訳帳─→総勘定元帳
転記
この作業を転記といいますが、総勘定元帳に転記をすることによって、こんどは勘定科目ごとにまっているので、知りたい科目の情報をすぐに特定することが可能になるんです。コピーというよりは並べ替えにニュアンスは近いと思います。
帳というと一冊の本を思い浮かべてしまいますが、どちらかというと必要に応じて抜き差しが可能なルーズリーフみたいなイメージです。寄り合いという感じです。総勘定元帳は勘定口座を一つにまとめて一冊につづったものになります。発生頻度の高い勘定科目は勘定口座を多めにつくっておき、発生頻度の少ない勘定科目には、少ないページを割振ることになります。
総勘定元帳の形式
<標準式>[td]
<残高式>
標準式は、借方と貸方が中心から右側と左側にわかれています。
残高式は、いつでも残高金額を知ることができるのが特徴です。
総勘定元帳の記入方法
それでは実際に転記された結果を表示します。総勘定元帳へどう転記されたかを比べやすくするために、前ページの仕訳帳の現金勘定を転記してみます。
1.日付欄 | 取引の生じた月日を記入します。月が同じなら日付だけを記入し、同じ日であれば、「〃」と記入します。 | 2.摘要欄 | 仕訳をした時の、借方なら貸方、貸方なら借方の相手勘定科目を記入します。ただし、相手勘定科目が2つ以上ある時は諸口と記入します。 | 3.仕丁欄 | 仕訳をした仕訳帳の転記元のページ数を記入します。図の場合は仕訳帳のページが1ページなので1と記入しました。 | 4.借方欄・貸方欄 | 借方欄には仕訳帳の借方金額を、貸方欄には貸方金額をそれぞれ記入します。 | 5.借または貸欄 | 残高式の場合、残高欄が借方残高の場合は「借」、貸方残高の場合は、「貸」と記入します。残高欄が借方か貸方か、わかるようにするためです。 | 6.残高欄 | 借方・貸方を足した、残高金額を記入します。 | 7.勘定口座の頁数 | 勘定口座のページ数です。図の場合は現金勘定科目の8ページ目という意味になります。 |
また、検定試験の転記問題では、標準式を簡略化してTの字の形をした様式(「Tフォーム」とか「T字型勘定口座」といいます)に解答を書く問題が多いです。学習の際もTフォーム使っていきます。 現金4/6 | 売掛金 | 30,000 | 4/15 | 仕入 | 100,000 |
これをみたら総勘定元帳の標準式のことだと思ってください。
転記
簿記の記録・集計 流れ
簿記上の取引 ⇒ 仕訳 ⇒ 仕訳帳へ記帳 ⇒ 各勘定口座へ転記
取引例に、総勘定元帳へ転記をしてみます。 取引: | 4月1日車(300,000円)を現金で支払って購入した。 | | ↓ | 仕訳: | (借方)車両300,000 (貸方)現金300,000 | | ↓ ↓ | 転記: | | 取引から仕訳までは、説明しました。そして次の作業が転記です。
よくやるミスとして借方貸方を逆に記入してしまったり、勘定科目をまちがえてしまったり、違う勘定口座に記入してしまったりすることがあります。
転記する上でのコツは取引の「日付」、「相手勘定科目」、「金額」の3つの項目に注目しながら転記するとミスをしなくなります。
それでは仕訳帳に記入された、図の取引を各勘定口座に転記をしてみます。
すこしゴチャゴチャしていますが、帳簿上で転記をするとこんな感じになります。
転記の手続きを順におっていくと、
<転記>
総勘定元帳へ仕訳帳の取引をした月日を、借方・貸方それぞれに記入します。
仕訳帳の相手勘定科目を、該当する勘定口座の借方なら借方、貸方なら貸方と、対応させて記入します。もし相手勘定科目が2つ以上あった場合は、諸口と記入します。
取引金額を記入します。
仕訳帳のページ数を勘定口座の仕丁欄に記入します。
今度は逆に、転記が完了したしるしとして、勘定口座のページ数を仕訳帳に記入します。
借方の勘定科目の金額は、該当勘定口座の借方の欄へ、貸方の勘定科目の金額は、該当勘定口座の貸方の欄へと、3つの項目を単純に書き写すだけですね。
あとは混乱を防ぐための帳簿のページ数も忘れずに記入して、合計4つのポイントを押さえれば元帳への転記は完璧です。
転記はもともと整理しやすくするためのものですから。
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